ストーリー
前作『首領蜂』で行われた演習戦争は、7年もの歳月を費やして終結した。この戦いに勝利した最強の兵たちは、民衆から「首領蜂」(首領の命令に従うだけの働き蜂)と揶揄され、蔑まれた。それから更に長い年月を経たある時、星団外周を警護していた第七星団艦隊が突如連絡を絶ち、それと同時に「機械化惑星人」を名乗る未知の軍隊が来襲した。軍は大艦隊をもってこれに応戦するが、全く歯が立たず戦況は絶望的であった。そうした状況の下、首領ことシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐の発案により、新鋭機「超最強撲滅戦闘機 DO-N82」で応戦するという反攻作戦が発動する。首領蜂たちは、たった2機の戦闘機を用いて強大な機械化惑星人に立ち向かう。激しい戦いの末、首領蜂たちは機械化惑星人の殲滅に成功する。だが、首領の口から機械化惑星人の正体が消息を絶った第七星団艦隊であると明かされ、首領蜂たちを始末するつもりだったことが判明する。そして首領はさらに強力な部隊をけしかけ、ついには自ら「最終鬼畜兵器」を駆って首領蜂たちに襲い掛かる。首領蜂は、多大な犠牲を払い、激戦の末に首領を撃破する。その反面、人口増加、環境汚染、軍備拡張などの社会問題も、皮肉にもこの戦争によって解決されていた。首領の計画とはこの事だったのかも知れないが、今となっては確かめる術は無い。
出展元:ウィキペディア