【PCE】ドラゴンセイバー


【PCE】ドラゴンセイバー【エンディングまで】

ストーリー

ここは、地球によく似た異世界-。今や色彩も失った荒地だが、かつては緑の美しかった国。人類によって築かれた高度な文明は、その身勝手な創造と破壊から、著しい環境汚染をもたらした。緑の大地は熱砂に覆われ、母なる海は汚泥に埋もれた。全ての生態系は崩れ、愛らしい動物たちは息絶えて、そのあとには、汚染を巣窟とするおどろおどろしい奇形生物、バイオモンスターが発生していた。わずかに残った人類は武装し、廃墟と化した都市で部族を作り隠れ住んでいた。傲慢な人類の科学が産み落としたバイオモンスターから身を守るには、そうする他に生きていく術はない。若くて力のある者は、戦った。愛する者の命を守るために。そしていつの日か再び、美しい大地に戻すという、一筋の希望を抱いて。彼の名はヒューイ・ラグーン。武装部隊のリーダー的存在である。そしてそのかたわらには、美しい顔立ちからは想像もできないほど勇敢な、一人の女戦士がいた。彼女はシリア・フィリアーネ。エルフと呼ばれる魔法の術に長けた種族の生き残りであった。緊急命令で部族が招集された。人々が住むキャンプの周囲を囲むように、防衛ラインを確立しようという戦略だったが、所詮それはその場しのぎの作戦にすぎないことは、みなわかっていた。「それでは何も打開できない。この世界を作り出した根源に辿り着き、その力の根底にあるものを叩かねば!!」ヒューイとシリアは、すでに感じ取っていたのだ。混沌の流れを作り出している、どす黒いエネルギーの流れを・・・。それがなくならない限り調和のとれた秩序ある世界には決して戻りはしないということも。「力が欲しい。何にも負けぬ力が・・・。」そう思った時、天空の雲の切れ間から、一条の光をまとった太陽神アーリアが現れた。「我が名は太陽神アーリア。ヒューイ、シリア、前に出よ。汝らの中に秘めたる想いに全ての運命を賭けよう」そう告げると、アーリアは“聖なる剣”をヒューイに授けた。次の瞬間、目も眩むほどの閃光が二人を包み込み、天空に二匹の聖龍が姿を現した。雄々しいブルードラゴンと、気高いレッドドラゴン。かつて伝えられた「聖龍伝説」が、今、ここに再び、蘇ったのだ。「さあ、旅立ちなさい。そしてこの流れを変えてみなさい」二人の行く手には、想像を絶する不気味なモンスターが待ち構えているという。しかし二匹の聖龍に姿を変えたヒューイとシリアは、ひるむことなく、その意志の感ずるままに、大きく翼を羽ばたかせていった。そのどす黒い流れの源に、意外な正体が待ち構えているとは気づく術もなく・・・。※ビクター音楽産業(後のJVCケンウッドビクターエンタテインメント) VICL-40014〜15 GAMESOUND EXPRESS4 ドラゴンセイバー ライナーノートより抜粋
出展元:ウィキペディア

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  • 発売日: 1990/02/23
  • メディア: Video Game