ストーリー
1991年6月6日モクスワ・チェルノートン研究所において爆発事故が発生。当時密かに開発中であった細菌兵器「ルシファーα」が大気中に撒かれる。ルシファーαは風に乗り、各地へと飛散。その結果東欧諸国・ユーラシア大陸の80%が壊滅、人類の半数が死滅するという甚大な被害をもたらす。後に「大惨事」と呼ばれるバイオハザードであった。
それから半世紀後の2042年。瀬戸内海に建設された巨大な人工島ネオ・コウベ・シティでは人類の危機とも言える異常な事態に直面していた。謎の生命体、バイオロイドの出現である。国籍・目的・正躰不明。彼らは冬になると現れ、人を殺害、密かに本人とすり替り、社会に浸透していく。人工の皮膚を纏い、汗をかき血を流すこともできる。オリジナルである本人との見分けはほとんどつかない。彼らは人の身体とすり変わる(スナッチ)事から「スナッチャー」と呼ばれた。
主人公であるギリアン・シードは、3年前妻ジェミー・シードと共にバイオハザードにより無人・中立地帯となっていた旧ソ連領を観測していたシベリア探索隊により発見・保護された。だが二人には過去の記憶がなかった。その後ギリアンは軍に入り、社会に馴染んでいく。だが一方で、ジェミーとはうまくいかなくなり別居してしまう。
やがて彼はかすかに残る記憶「スナッチャー」という言葉により過去と向き合うため特殊部隊での訓練を経て、対スナッチャー特捜班「JUNKER」(ジャンカー)へと配属される。そしてその本部のあるネオ・コウベ・シティへとその身を投じる。
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